本日は12月の誕生石、Lapis Lazuli(ラピスラズリ)とTanzanite(タンザナイト)をご紹介します。

深い青に金の輝き(黄鉄鉱の粒)がちりばれられているラピスラズリ。夜空のような美しさを持ち、古くから聖なる石とされ人々に愛された宝石です。
その神秘的な青色はヨーロッパでは特別なものとされており、キリスト教絵画に見られる聖母マリアの青いマントや衣服などを描いた顔料に使用されています。
ラピスラズリを原料とする顔料「ウルトラマリン」は青い顔料の中で最も高価で、金よりも価値が高かったようです。

タンザナイトはタンザニアのメレラニ鉱山でしか採掘されないとても希少な宝石で、太陽光のもとでは色鮮やかなブルーに見えますが、月明かりや白熱灯の下では紫がかって見える多色性を持っています。
1967年に発見された比較的新しい宝石で、2021年に行われた誕生石の改訂で加わった新しい日本の誕生石のひとつです。

次回の誕生石もどうぞお楽しみに♪